プログラミング教育が小学校でも本格化し、「うちの子に何か始めさせたい」「楽しみながら学べる教材はないかな?」と考えているご家庭や先生が増えています。
そこで今回ご紹介するのが、イギリス発の教育向けマイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」と、その入門セット「micro:bit GO」です。
この記事では、micro:bit GOの基本機能やできることに加え、拡張パーツを使った応用方法やおすすめアイテムまで、初心者にもわかりやすく丁寧にご紹介します。
micro:bitとは何か?
micro:bitは、BBC(英国放送協会)が開発した子ども向けプログラミング学習用の小型コンピュータです。

クレジットカードの半分ほどのサイズに、さまざまな機能が詰め込まれています。
主な搭載機能(V2の場合)
- LEDマトリクス(5×5):文字やアニメーションを表示
- ボタン(A・B):入力用スイッチとして使用
- センサー:加速度/磁力/温度/光
- マイク&スピーカー:音の検知と再生
- Bluetooth & 無線通信:他デバイスとの通信も可能
- タッチセンサー:ロゴ部分にタッチ操作対応
これらの機能を使って、ゲーム、工作、IoT的なものづくりまで幅広いプロジェクトを楽しむことができます。
micro:bit GOとは?
micro:bit GOは、micro:bitをすぐに使い始めるためのオールインワン入門キットです。

セット内容

- micro:bit V2本体
- USBケーブル(PC接続用)
- 電池ボックス(単三2本用)
- 単三乾電池×2本
- スターターガイド
パソコンがあれば、他に何も買い足すことなく、届いたその日からプログラミングを体験できます。
micro:bit GOでできること
LED表示とアニメーション
文字やアイコン、スクロールメッセージを表示可能。
たとえば「HELLO!」と表示したり、ハートを点滅させたりできます。

ボタンを使った簡単なゲーム
A・Bボタンを使って反応ゲームやタイマーなどの簡単な遊びをプログラミングできます。
● センサーで環境と対話


- 加速度センサー:振ったり傾けたりで動きを感知
- 磁力センサー:コンパスとして使用
- 光センサー:明るさの変化に反応
- 温度センサー:室温を測定可能
音を使った制御(V2のみ)
内蔵マイクとスピーカーで拍手や声に反応したり、効果音やメロディの再生もできます。
無線通信で遊ぶ
micro:bit同士を無線でつなぎ、チャットや協力ゲームも実現可能です。
拡張すればもっと楽しい!micro:bitの拡張性とおすすめアイテム
micro:bitの魅力は、本体だけにとどまりません。
拡張パーツを使えば、本格的なロボットやセンサーシステム、IoT作品まで作れます。
以下に、おススメの拡張キット・アイテムをご紹介します。
① KEYESTUDIO 45 センサー スターターキット
光・温度・サーボなど45種のセンサー・パーツ入り。
チュートリアルは簡単で詳しく、57の学習用例を学ぶことができます。
② Yahboom STEM 教育用 小型ロボットカー

micro:bitと連携して動くコンパクトな学習ロボットカーです。
障害物回避やライントレースなど多彩なモードを搭載しています。
③ Yahboom Starter Kit / Super Kit

Yahboomの小型ロボットカーに、Wi-Fiカメラモジュールと高精細ビデオ表示機能を追加してアップグレードされたモデルです。
④ Freenove Ultimate Starter Kit for BBC micro:bit

LED・モーター・スピーカー・センサーなどをまとめて試せる総合学習キットで、解説も丁寧。
初心者から中級者まで幅広く対応しています。
おわりに:micro:bit GOは“はじめの一歩”にぴったり!
micro:bit GOは、はじめてプログラミングに触れるお子さんや大人にとって、理想的なスタートキットです。
これ1つで、LED、音、センサー、通信などの基本機能が体験できるうえ、拡張すれば本格的な電子工作やIoTにも挑戦できます。
アイデアと好奇心さえあれば、micro:bitは無限に広がる“学びの遊び場”。
まずはmicro:bit GOで、その最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?