PR

【KOOV】パトカー~プログラム活用ガイド~

KOOV
この記事は約4分で読めます。

KOOVの魅力は、ブロックで自由に形をつくるだけでなく、センサーやモーターと連動したロボットプログラミングを体験できる点にあります。
その中でも「パトカー」は、見た目の楽しさと制御の学びを兼ね備えた、動き・音・光が連動する作例です。

今回はこの「パトカー」を題材に、遊び方・しくみ・プログラム解説・カスタムのヒントまでを詳しくご紹介します!

作例「パトカー」とは?

「パトカー」は、前進・後退・回転などの走行動作に加え、サイレン音とLEDの点滅が組み合わさったKOOVの人気作例です。

DCモーターで走り、スピーカーでサイレンを鳴らし、LEDを点滅させることで、本物のパトカーさながらの演出が再現されています。

見た目の再現度が高く、ロールプレイやストーリー遊びにも発展させやすいのが特徴です。

作成可能キット

パトカーはベーシックキット2以上で作成可能です。

キット作成可否
エントリーキット×
ベーシックキット2
スターターキット
アドバンスキット

※赤外線フォトリフレクタとDCモーターで作成可能

「パトカー」の遊び方

  1. プログラムをインストールすると、自動で走行を開始
  2. 前進しながら赤色LEDが点滅し、連動してサイレン音が鳴る
  3. 正面に障害物を検出すると、後退して方向転換をしたのち、再び前進する

サイレン音と赤色LEDの点滅がとてもリアルです。
色んな所に障害物を置いて、回避して楽しんだりと、創造力が広がる遊び方がたくさんできます。

入力と出力の仕組み

入力要素内容
赤外線フォトリフレクタ正面の障害物を検出する
出力要素内容
LED走行中にLEDを点灯させる
ブザーサイレンを鳴らす
DCモーター左右のタイヤを制御する

車体の正面に赤外線フォトリフレクタがあり、障害物の検出を行います。

障害物を検出すると、DCモーターを制御して、後退・方向展開をさせるという仕組みです。

プログラム解説

パトカーのプログラムは、以下のような流れで構成されています。

このプログラムは、次の3つのフェーズで構成されます。

  1. タイヤ速度の初期設定』フェーズ
  2. 通常走行(前進する)』フェーズ
  3. 異常検知(後退 → 左回転)』フェーズ

フローチャートはそれぞれのフェーズに合わせて色分けしています。

『障害物の検出』は「赤外線フォトリフレクタの値 < 15」で判定しています。

赤外線フォトリフレクタの検出値が15以上であれば、『障害物が近い』と判断します。

赤外線フォトリフレクタの値意味
< 15障害物はないと判断
15障害物を検出

ここを変えるともっと楽しい!カスタムのヒント

「パトカー」はプログラムをちょっと変えるだけで、自分だけのオリジナル車両に進化します。

LEDの点滅スピードを変える

速くすれば緊急度アップ、遅くすれば落ち着いた印象になります。

具体的な変更箇所は、関数『effect』。
『○びょうまつ』の数字を0.2から任意の数字に変えることで対応できます。

サイレンの音やリズムを変更する

サイレン音を短く刻んだり、メロディ風に変えることで、楽しい演出になります。

変更箇所は、先ほどと同様、関数『effect』。
ブザーの音階を変えてみたり、新たなメロディーを作ってみてください。

方向転換の仕方を変更する

後退・方向転換の仕方を変更することで、違った動きを楽しめます。

変更箇所は『もし~でなければ~』ブロックの「でなければ~」で囲まれた箇所。
上の赤枠が後退処理、下の赤枠が左回転処理です。
モーターの回転スピードや、回転時間、左右タイヤの制御を変更したりして、様々な動作を楽しんでみてください!

まとめ:動きと演出の融合で楽しみながら学べる!

「パトカー」は、KOOVの作例の中でも特に子どもに人気が高く、動き・光・音の組み合わせで飽きずに遊べる作例です。
その一方で、複数のパーツを同時に制御するというプログラミングの基礎・応用が自然と身につく点も見逃せません。

見た目の面白さだけで終わらず、「どう動いているのか」「どこを変えればもっと楽しくなるか」を考えることが、プログラミング学習への第一歩になります。

ぜひ、楽しく試行錯誤しながらオリジナルのパトカーを完成させてください!

【エントリーキット】
ロボットを作ることを楽しみたい
【ベーシックキット2】
プログラミングの基本をやさしく体験したい
【スターターキット】
プログラミングでロボットを細かくコントロールしてみたい
【アドバンスキット】
プログラミングで高精度な制御に挑戦したい
タイトルとURLをコピーしました